お茶と着物と、時々旅と。

 ~大好きな、お茶と着物と旅の記録

【番外編】着物の着方

こんばんはー。へびです*

2月に入りましたね。梅も咲き始めて、まさに春到来の予感♪

旧暦だとこの頃がお正月。うんうん、春と共に新しい年もやって来るっていうのは良いですよね。やっぱり旧暦が好きだなー。

さてさて今日はちょっと寄り道、番外編。最近ちょっとした衝撃を受けた一枚の写真を紹介したいと思います。

それがこちら↓

f:id:snakeberry:20140119223148j:plain

 母校から送られてきた小冊子の中表紙にありました。1892年(明治25年)の日付が入った、大学創立者29歳当時の写真だそうです。(ちなみに明治25年についてはhttps://www.google.co.jp/search?q=%E6%98%8E%E6%B2%BB25%E5%B9%B4&ie=utf-8&oe=utf-8&aq=t&rls=org.mozilla:ja:official&hl=ja&client=firefox-aからどうぞ。)

 

衝撃を受けたのはこの着方。少し見えにくいかも知れませんが、半端じゃなく半衿を出しています。

戦前は、現代より半衿を出すというのは耳にしていたのですが、この出し方はすごい…。こんなのもありだったんだ!

ていうか全体的に楽そう。襦袢と着物の間に中着を着てるみたいだし、帯締め帯揚げもしてないから文庫かなんかで帯を締めてるんだろうし…。

 

でもこの人は日本女子で初めてアメリカ留学したっていう人なので、国内ではかなりのハイカラさんだったはず。

その証拠に、刺繍の半衿が世に出回り始めて、半衿を出す着方が流行し始めたのは1914年(大正3年)ごろだったらしく、この写真が撮られる20年も後のこと…。

いや、流行の先端だよね。ほんと。ちょっと尊敬しました。

 

明治、大正、昭和の着物の着方を見るのは好きなんだけど、当然写真なんかはあまり残ってなくて、ほとんどが抒情画でのお勉強。

そんな中、こういう写真を見ることができて、しかもわりと身近な人(とか言って良いのか 笑 まぁつながりがある人という意味で)で、少し感動しました。

ていうか、改めて着物の着方を考えさせられた、かな。

 

なお、ヘビの愛読書 兼 本日の参考文献はコチラ↓

昭和モダンキモノ 抒情画に学ぶ着こなし術 (らんぷの本)

読んでるだけでワクワクします。本当に。

もっと自由に、もっと楽しく着物を着たいなぁー。