お茶と着物と、時々旅と。

 ~大好きな、お茶と着物と旅の記録

【番外編】正絹の着物を洗ってみた…の前の説明。

こんばんわー* へびです。

書こう書こうと思いながら、ついつい先延ばしにしてしまう…。

まぁ、しょうがないよね。笑

 

さて今日は!タイトルどおり「正絹の着物を洗ってみた」!

 

「なに?着物って洗わないの?」

普段和服を着ない方は、まずそこですよね。

 

 個人差もあると思いますが、和服は洋服のように着るたびに洗うようなことはしません。

なぜならば、着物の主な素材となる絹、ウール等々は洗うと縮むからです。(=綿の浴衣は自分で洗えます。あと化繊の着物も多分OK)

 

織り方にもよるそうですが、ひどい時は半分くらいに縮んでしまうとか…。加えて生地が傷む、黄ばむ等々、特に正絹の着物の水洗いは、完全なるタブーともいえるかもしれません。

 

じゃあ着物を毎日着ていた昔の人はどうしていたのか?

簡単です。1年に1度だけ洗っていました。(たぶん)

 

私は専門家でも研究者でもないので話半分に読んでほしいのですが、着物の手入れは「洗い張り」と呼ばれます。

縫い糸を全てほどき、洗って、濡れた状態の布を板に張り付け、乾く前に糊をつけ、再び縫い直す。

おそらくこんな工程を踏んで、お手入れします。

(本当にざっくりした説明です。正確な知識をお求めの方はきちんとした文献にあたってください…)

 

でもざっくりした説明でも分かるとおり、大変な作業ですよね。

なので、昔の人は秋から春にかけて着ていた着物(そもそも普段着の着物はそんなに枚数を出していない…たぶん)を、夏の間にすべて洗い張りをし、また秋からの季節に備えていたそうです。

 

じゃあ現代人はどうするのか?

①自分でする ⇒技術的に無理!

②職人さんに頼む ⇒している人もいるけど…私は金銭的に無理!

③専門のクリーニングに出す ⇒これかなぁー。。

 

ということで、ほとんどの方が着物クリーニングに出されていると思います。(たぶん)

 

でも、この金額だって馬鹿にならないんです。

一度色無地の着物をクリーニングに出しましたが、しみ抜きと合わせてなんと!1万7千円!!!!

 

無理無理無理ー!!!!!

 

だって、100円~数千円の着物を着ているのに、クリーニングに1万以上も出すなんておかしいじゃないですか。

新しいものが何枚買えることか…!

 

でも私、お恥ずかしながら緊張するとすごく汗をかくんです。

特に脇に…。

 

脱いだすぐ後にホットタオルで汚れを取ったり

ベンジンで手入れをしたりとするのですが、

どうにもならない時がどうしたってあるんですね…

 

と、いうことで!

次回は(たぶん)この続き、どうにもならなくなった着物が登場します!

 

はたして正絹の着物は洗えるのか?

洗った後に縮まなかったのか??

汗シミはおちたのか???

まぁ…大変でしたよ。笑

 

乞うご期待~♪